竹フローリング 施工要領 | |
無垢のフローリングは、調湿効果を持っています。その為湿気の吸収と発散を繰り返して、伸縮します。 施工の際は、下記の事項を参考にして下さい。 |
竹フローリング 施工前の注意 |
・湿気の強い箇所、直射日光のあたる場所及び水などのかかりやすい箇所に保管しないで下さい。また、風通しの良い場所にすけ木などをして水平に保管して 下さい。 |
・無垢フローリングは1枚1枚色柄が違いますので、施工前に板並べをし、色のバランスを確認して下さい。施工現場に馴染ませる為に施工する1週間前には、 2.3日仮並べする方が良いです。 ※床下の温度が高くなる場所や、湿気の多い場所・換気の不十分な場所には使用しないで下さい。 |
下地施工上の注意 |
・床下の防水を完全に施して下さい。 |
・床下の換気口を十分に設けて下さい。(建築基準施工令:外部の床下部に壁の長さ5m以下毎に300cu以上の換気口設置) |
・大引き、根太には十分乾燥した人口乾燥剤をご使用してください。(含水率16%以下のもの)クラック反りの原因となります。 |
・大引き間隔は3尺、根太の間隔は300oが最適です。根太は、床鳴りの原因にならない様に大引にしっかり水平に固定して下さい。 |
・湿度が高くなる1階の現場では、施工後に反りやねじれなどが発生する場合があります。床下の風通しを良くし、必ず厚さ12o以上の耐水合板を下貼り してください。 また、床下の湿気が多い場合は、耐水合板と根太の間に防湿シートを敷きこめばより効果的です。 |
コンクリート下地(直貼り)の場合の注意 |
・モルタルは含水率が10%以下になるよう、十分乾燥させてから施工して下さい。 |
・凹凸が無いように平滑な仕上げにして下さい。 |
竹フローリング 施工上の注意 |
・フローリングは、予め雄サネ部にリード穴をあけて、接着剤と釘を併用して固定して下さい。釘の間隔は300o程度でスクリュータイプの32〜38oの釘を使用して下さい。接着剤は、根太専用の木質床材用を使用して下さい。 (一般の木工用ボンドは使用しないで下さい。又、サネには接着剤はつけないで下さい) 壁部は、伸縮を吸収できるスペース3o〜5o程度空けて巾木で隠れる様施工して下さい(※図1参照) |
|
||
・竹フローリングの幅方向の両端は、壁などに密着しないように施工し巾木等にて納めてください。 | |||
・床暖房の場合、無垢素材の性質上床暖房を使用すると、ある程度収縮しますのでサネはキツ目に施工して下さい。 | |||
・竹フローリングは伸びるより縮む性質がありますので、なるべく継ぎ手を詰めて貼って下さい。無垢の木床のようにクリアランスを取らないで下さい。 |
|||
・重量物(ピアノ等)を置く場合は、下地の補強を行ってください。 |
●不快な床鳴りは、接着剤を正しく塗布することで防止できます。 | |
@釘が通過する面 A材の中心 Bメスサネの下、に接着剤を塗布します。 |
サネ加工部分に接着剤が付着すると、幅方向のフロアーが固定され、大きな隙間が出来ることがあります。 サネの真下に接着剤を塗布すると、サネ加工内部に接着剤が付着することがありますので、ご注意ください。 |
竹フローリング 施工後の注意事項 |
無垢フローリングは僅かですが若干の伸縮をしますので、施工の際には締めすぎやカチコミはしないようにお願い致します。 施工後の養生シートで高湿度の状態が続きますと無垢フローリングは膨張して突き上げの原因になりますので、通気性のある養生シートを使用して下さい。その他の場合でも現場での通気・換気に十分ご注意下さい。 また、養生テープは床塗面をはがしてしまう恐れがありますので必ず床養生テープを使用して下さい。 |
・キャスター付の椅子やテーブルをご使用になる場合、フローリングの表面を傷つけたり破損したりする事がありますので、使用の場合は、必ずカーペットなどを敷いてフローリングの表面を保護して下さい。 |
・重量物(ピアノ等)を置く場合は、必ず厚手のカーペットなどを敷いてフローリングの表面を保護して下さい。 |
・窓際や縁側など、直射日光が当たる場所では、フローリングの表面が変色する恐れがありますので、カーテンやブラインドで直射日光を遮って下さい。 |
竹フローリング お手入れ方法 |
・ごみやほこりを取り除き、乾いた雑巾やモップで乾拭きして下さい。(濡れ雑巾での水拭きは避けて下さい) |
・基本的に上履き専用のフローリングですので、土足は避けてください。 |
・ストーブなどを常時同じ場所で使用いたしますとその場所だけが、高熱となり、フローリングの隙間や反りの原因となりますので、長時間同じ場所で 使用しないで下さい。 |
・床暖房用のフローリングにカーペットを敷き詰めると、その場所だけが、高熱となり、フローリングの隙間や反り及び、変色の原因となりますので、 なるべく使用しないようにして下さい。 |
上記の施工方法及びお手入れ方法は一般的な事例を紹介しておりますので、あくまでも参考資料として下さい。 当社はこの施工マニュアルに基づく設計・施工上の不備に対して一切の責任は負いかねますのでご了承下さい。また施工後の伸縮、反り、割れ、変色等の発生、及び諸条件による経年変化は天然木の性質上避けられませんので日常のメンテナンスを心がけて下さいます様お願い致します。 これらに関する、苦情、返品、交換等はご容赦いただきます様お願い致します。 |