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製品用途
本製品はH鋼柱と鋼矢板を連結固定するための金具
製品構成
背板、当て板、雌ねじ、Lアングル、ナット、間座板
製品サイズ
1.
2.
3.
特許取得日、及び特許番号
 
 
-従来型工法-

 日本は雨量が多く、大雨や台風などで中山間地域では道路斜面の崩落は頻繁に発生している。道路斜面の崩落現場での復旧工事は、右の図のような仮設防護柵を設営し、崩落個所の復旧にあたることになる。

 従来、この仮設防護柵はH鋼の支柱を立て、このスパンに鋼矢板を一枚一枚溶接して防護柵に仕上げる方法でした。溶接は手間がかかり、ケーブルの引き回し等で作業性の悪さや非能率性が指摘されていた。
 また、一度溶接した鋼矢板をH鋼柱から切り離すことは時間と手間がかかり、さらに再利用の為にH鋼と鋼矢板の保守作業をしなければならず、人件費と共に工費の高騰をまねいた。
 一方、昨今は公共事業の見直しが指摘され、これに伴う工事費の軽減化が重要視されていることから、作業効率の向上が望まれている。

 そこで、溶接に依存しない方法で、確実にH鋼柱と鋼矢板とを連結固定できる金具の開発のきっかけとなった。


設置の仕方

 

1. 背板@にH鋼が嵌入する部分を溝に設ける。
2. 背板@と組を成す当て板Aとの間に鋼矢板を狭着する。
3. 背板@と当て板AとをナットBで締め込む。



ここがすごい矢板ファスナー

背板に設けた「溝」はH鋼の厚みよりわずかに浅くしてあるので、ボルト締めする事で、背板、H鋼、鋼矢板、当て板を強力に締め付けます。 また、各接触部分は“面接触”なのでボルト締めする事で強力な摩擦力が生じ、鋼矢板を支えるのです。

矢板ファスナーの取付け作業は、従来の溶接加工の取付け作業に比べ大変に簡単。さらに、工事期間が約1/3(当社比)に短縮できる事が実証されました。
 
背板に「平板」ではなく「Lアングル」を使用することにより強度が増し、ボルトを2本使用する事により、一層の強度をはかることができます。
 



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